みんな何かしら病人 [思うこと]
未病って言葉がある。
よんで字のごとく病気になる一歩手前の状況を言うらしい。
いわゆるガンだとか心筋梗塞だとかそういう病気じゃなくて、心の病気と戦っている私は、最近人ってどこかしらみんな未病か、病気なんじゃないのかななんて思うことがある。
今の担当医にも何度も言われたけど、診察に通っている人は全体の2割で、残りは病気であることに気がつかないでいる。らしい。
だから診察を受けているだけあなたは早くに治れるからよかったわね。ってことらしい。
でも逆に考えれば、病院に行ったのが運のつきで、飲まなくてもいい薬を大量に飲まされたりする可能性もあるってことだ。
だって、8割の人は診療してない状態でも、暮らしているわけで・・・確かにそれは毎日さぞや辛いとは思うけど、知らぬが仏ってこともある。
私は病気なんだって知ってしまっていろいろ悩み始めるってこともある。実際私も診察を開始して楽になったことは事実だけど、同時にいろんな病気の可能性を心配したり、薬の副作用のこととかいろんなことを気に病んだ。
もちろん治療したことを後悔してるわけではないけど。
パニック発作を再発するようになってから、不安神経症なんて言葉をネットで検索することが増えた。不安神経症もそうだけど、心身症とか自律神経失調症とか、はっきりわかるような、わかんないような病気もあるし、アルコール依存とか買い物依存とか、そんな人もみんな病気ってことらしい。
でも異常に何かに執着したり、何かひとつのことにこだわったり・・・そんな人は世の中にたくさんいる。どこが違うの?
たまたま執着したりこだわったりする事柄や対象が異常でないだけのことかもしれない。
そんな風に最近思ってしまったんだ。
仮に、
私猫が大好きなんです。。。で、気がついたらワンルームに30匹飼ってます。
こういう人がいたとする。
でもこの人は猫好きなのね・・・で済まされて、決して病人扱いはされない。だろう。
でもどう考えたって狭いワンルームで30匹の猫は異常だ。
どこが違うの?
もしかしたら病気ではないのかもしれないけど、本当は病気・・・。
みんな病気。
見方によったらみんな何かしらの心の病気。
そのまた逆の見方をすれば、みんな病気じゃない?(ってそんなことはないか・・・)
正常と異常の境界線ってとっても難しいのかもしれない。
うーん、ちょっと納得というか共感出来る部分はあります。
医者へ行ってしまったことにより、
自分は病気なんだと思って余計に不安になったり、
薬を飲むことに対して違和感があったり・・。
確かに、病院へ行き始める前後はそういう感情を抱いてはいましたし、
今もそういう感情はあります。
病気の予備軍というか、一歩手前の状況の人、
既に病気なのに自覚していない人、
そういう人は多そうですね。
というのを、最近 会社で周りを見渡すと、ふと思ったりします。
上手くは言えないし、特に根拠はないのですけどね。
ワーカホリック気味な周囲の人や仕事中過剰にピリピリしている人よりも
今の僕のほうがよっぽどまともなんじゃないかって・・。
そんな風に思うこともしばしば・・・・。
でも、それは僕の主観的な物の見方なのかも。
やっぱり、正常と異常の境界線って難しいかもしれませんね。
ただし、身体に (自分が自覚する) ハッキリとした何らかの異変があって、
尚且つ原因不明な場合は心の病気なのかなぁと思います。
風邪でもないのに頭が痛かったり、そんなに疲れることをしていないのに体が重かったりとか・・。
いろいろありますよね・・。
でも、それも判断が難しいかも・・・・。
長文コメント失礼しました。
by tomoo (2007-02-03 14:22)
以前医師に「総合病院にかかっている人の3割は精神科だ」という
ことを教えてもらいました。病院に来ている人の中でさえ、3割も
いるのですから、外の世界にはもっと予備軍がいるのでしょう。
病院の門を叩いた私たちは、躰に明らかな不調が現れたから。
何となく頭痛いな〜、なんて思って生活している人はたくさんいる
と思います。本当に境界線って分からないですよね。
でも、私たちは病院に通うようになって、気分が良くなってきて
いるのは確かなので、薬に頼った生活でも続けていくしかない
ですよね。何だか分からないコメントになってしまいました。
すみません。
by ヴァンちゃ (2007-02-03 17:23)
「正常と異常の境界線ってとっても難しいのかもしれない」・・・ですが、
境界線はあると思います。実は精神障害者の作業所に行ったことがあります。
そこで、感じた事は「狂気の世界に行ったら戻るのは難しい」って事です。人間はおかしくなったらどこまでも行けることを、あの場所で実感しました。
だから、僕の解釈で考えれば、saraさんはこの問題に悩んでいる・・・それで正常かなって思います。
by sei (2007-02-03 19:35)
病院に行ってしまったことで、薬の副作用や他の病気のことを気にする。
確かに、えびたにもこれは当てはまりますよ。
もし、全員が病院で診察してしまったら...。どうなるのでしょうか。
ちょっと恐ろしいですね。
でも、えびたたちは病院に行っているおかげで薬を飲んで、
副作用はあるかもしれないけどある程度の効果は得られているので、
ある意味"ラッキー"なのかもしれません。
そう考えないと、いろんな方向に行っちゃいそうですし。
...う~ん。やっぱりちと難しい問題だなぁ。
by えびた (2007-02-03 23:00)
確かに難しいですね。
気付いてないだけの人っていうのは多い気がします。認めたくないという人も。
でも、異変に気付いて病院で薬を処方されたり先生に話を聞いてもらう事が出来ているのは大きな事だとも思います。
問題もたくさんありますけどね・・・。
それを1つずつクリア出来た時の喜びも私達に与えられた財産なのかも知れないです。
普通に生活してたら得られない事をたくさん経験してるなぁ・・・と思いました。
ブログでの出会いも財産の1つですから!
境界線は難しいですけど、今の自分の選択は正しかったのかな?と思って少しずつ光に近づけるといいですね。
by カノン (2007-02-04 11:00)
tomooさんへ、会社にも居ますね、そういった疑わしき人々が・・・。
でも彼らは病院にいってないから自分は平気ってたぶん思っているんでしょう。でも実際のところは私たちのように不調に気づけたということが大事だったりして・・・気づかない、気づけないところに異常性があるのかもしれないですね・・・
でも逆に、ちょっとの落ち込みをプチうつ~などど自分を守る盾のようにしてしまう人々もいるわけで・・・案外こちらは病気じゃないことも多いらしいですが。
ほんと、世の中にはいろんな人がいるんですよね~。
by sara (2007-02-05 10:12)
くっきもんちゃんへ。そうですよね。
薬に頼った生活は本当言うといやだけど、そのほうが気づかずにいる人たちよりはいいのかもって最近は思うようになりました。実際に楽になったし、いろんなことにも気づけたし・・・。
いずれにせよ、今は以前よりかはずっといいわけで・・・
難しい問題だけど、みんながそれぞれにあった方法で、楽になれればいいよなあ・・・なんて思いました。
by sara (2007-02-05 10:15)
seiさん、境界線ってもしかしたら、気づけるかどうか・・・なのかもしれないですね。
うまくいえないですが、妄想とかって健康な人でも少なからずあるもんですが嵩じていくといわゆる精神疾患系に移行してしまう・・・。
でもこれって妄想?とか自分で気づけることが大事なわけで・・・気づけなくなったときが怖いのかもしれないですよね。
すごく難しいけれど、時々こんなことを考察して自分を確かめるのはいいことなのかも?って思っちゃいました。
ありがとう。
by sara (2007-02-05 10:20)
えびたさんへ、全員が病院でチェックを受けてみる・・・これってすごく面白いですね。でも同時に怖かったりもします。
結果も怖いし、チェックをする医師自体どうなのかなあ?なんて思ったりもしますよね。
もし全員が異常ありと出たら、正常って何?正常こそ異常の一種?という仮説もありです・・・
怖い。怖い。頭がこんがらがりそうですね。なので今の自分のことだけを考えて、結論!治療してよかった。以上です(笑)ありがとう。
by sara (2007-02-05 10:24)
カノンさん、ありがとう。
そうですね。今の自分の選択は正しかったということが大事なんだろうと思います。境界線は難しい問題だけど、ある意味、気づけたことはラッキーなけで・・・少なくとも気づけずにあのまま苦しんでいたらと思うと、ぞっとします。疾病利得とでも言うんでしょうか。。。病気になったことで得た利益もこれまた大きい!
以前よりは確実に前に進んでいるんじゃないかと思います~!
by sara (2007-02-05 10:29)